イブキの自然分布の北限に近いこの地方に、かなりまとまった本数の樹叢があることを保存する目的で、大正11年(1922)10月に保存要目第2項により指定されました。『常陸多賀郡史』によると明治30年(1897)ころまでは鬱蒼としたイブキ林と記載されていますが、現在では<いぶき山>と呼ばれている丘の南側に3本、北側に5本の計8本が疎林を形成しています。推定樹齢は400年くらいと考えられます。